一昔前なら、英会話の学習といえば、NHKの教育番組や英会話学校などが思い浮かんだものでしょう。しかし、現在では実に様々な種類の学習方法が溢れかえっています。
そのような中で、最近、多くの人から支持を得ているものの一つに、「スピードラーニング」というものがあります。広告などで最近よく目に付くので、ご存知の方も多いと思います。その「スピードラーニング」の新聞広告(全面を使った大きなものです)の中に、次のようなデータがありました。(新聞ではグラフです)
Q 今までどんな英会話学習法を試しましたか?(複数回答)
英語教材 |
661 |
ラジオ |
347 |
英会話教室 |
339 |
洋画 |
331 |
TVの英語のニュースなど |
256 |
外国人の友達 |
124 |
英字新聞・洋書 |
113 |
留学 |
46 |
この様に、実に様々な学習法を多くの方が試しているようです。トップが「英語教材」となっていますが、一口に「英語教材」と言っても、その中にはまた様々な種類の教材が含まれています。書籍やCD−ROMはもちろん、ビデオやDVD、ソフトウェア、通信教育のカセット、さらには最近はIT化の進展を反映して、インターネットを利用した学習も増えています。これらの一つ一つを簡単に見ていきましょう。
その前に、「スピードラーニング」の広告に、もう一つ興味深いデータがありました。「スピードラーニング」で学んだ事は成功だったか?という質問の答えなのですが、約75%が成功、約25%が失敗というものです。失敗例があることも敢えて知らせるのも一つのうまいやり方なのかもしれませんが(100%成功なら却ってウソくさい)、その失敗の主な理由として、「意志が弱かった」「時間がなかった」をあげています。やはり英語学習で最も大切なのは「時間」と「意志」なのでしょう。もっとも、最近は、「時間」がない人のための「いつでもどこでも」学べる教材や、「意志」がない人のための「楽しく遊び感覚で」学べる教材なども次々に開発されているようです。
●書籍
書籍は、あらゆる学習の基本ツールでしょう。利点としては、やはり値段が安いことでしょうか。一口に書籍といっても、単に学習法を解説したものから、CD付きの聞き取り練習や洋書など様々な種類があります。このサイトでは、レビューサイトなどでも好評の売れ筋書籍を中心とした良書を紹介・販売しています。
→おすすめの英語書籍はこちら
●英絶(英語は絶対勉強するな)方式
こちらは、「書籍」の範疇に入るのかとも思いますが、あのベストセラー「英語は絶対、勉強するな!」のノウハウです。
この本を読めば、英語だけが入ったテープ一本だけで英語を完全マスターできるというものです。今でも人気書籍のようですが、出版されたばかりのころは、ものすごく売れました。赤ん坊が言葉を覚えるのと同様の学習法を実現させようとするノウハウなので、説得力があります。ただ、そのノウハウを実行するのは、そう容易くはないようです。お金はあまりかけたくないけれども、根性と時間だけは十分にあるという方には、最適かもしれません。初級編や応用編などシリーズも多数あります。
なお、英絶方式は非常に効果的な学習法なのですが、長続きしないという方には、「英語は勉強しないで!」というソフトウェアがおすすめです。
●CD、ビデオ、DVD、ソフトウェア、ゲーム
最近は、いろいろなものが出てきました。これらは、書籍ほどではありませんが、比較的安く購入できます。音声が聞け、動画が見れるという利点を生かし、ストーリー性やゲーム性が豊富なユニークなものが多く、楽しく遊び感覚でやってるうちにいつのまにか英語が身に付く、という類のものが多いようです。
例えば、「えいご漬け」というCD-ROMに収録されたソフトウェアがありますが、このような教材は、勉強してて面白いと好評のようです。値段もわずか2400円程度と、英語教材にしては非常に安く入手できます。
→おすすめの英語教材はこちら
(次ページへ続く) |